Tuesday, August 15, 2006

夏の夜の夢

「こんなもんでどうかね?」
「まぁ、短期間だしな…」

ここはスカラブレイの外れにあるShrine Izm支店。
オフィディアンとの戦いの戦利品で銀行が一杯一杯になっていたNorthside Innを定宿にする二人、荷物の整理をしつつ狭い狭い狭いと愚痴っている最中、どちらからともなく
「じゃ、その辺の若いのひっつかまえて家建てさせるか」
と言う話が出てきまして。
幸か不幸かブリタニアに短期入国する為のチケットもありましたので、それ握らせてArcVesselさん(この世界では鍛冶屋。以前ある世界ではサングラス普及委員会なるものを名乗り、世間にトリプルロック商会なる個人商店を経営。サングラスをばら撒いていたこともあるらしい)をソーサリアはIzmシャードに召喚、とりあえず一ヶ月程度は銀行の容量を気にすることもなく戦い続けられると言うもの。

「でもよ、ベッセル」
「なんじゃい?」
「夏の別荘代わりに使う家に俺等式のオーブンは要らないんじゃねーか?」
「気分よ気分。別荘には皆が囲む火が必要なんだよ!」
「あとよ、この椅子に据えつけてる謎の竪琴」
「格好いいべ?」
「俺、イム教なんでリュート(琵琶)の方が…」
「・・・オフィの方々と戦って称えられたら考えるわ」

Tuesday, August 08, 2006

プロの連中は侮れない

昨夜、徳が腐ってたので少し「通常の」トレーニングに励んでみた。
いつもと同じ様にエスコートをし、シャドウウィスプを追い回し、赤デーモンを更正させてからIceで魔法抵抗の訓練をしつつ日銭を稼ぐ。ここの所蛇人間どもの相手ばかりしていたので、正直かなり新鮮な気持ちになった。
まだ俺も修行中の身、戦場に心躍るのも仕方がない所であるが、訓練を怠るのは良いこっちゃ無いな。

その後、最期のエスコートをこなそうとしていたら、見知った顔に会った。
「そろそろ辛いんじゃないかなと思って…」
と言っていた。彼は知り合いの鍛治屋の弟君であった。


これが、本職のカンという物か。


例えば俺ら戦士連中なら、人の動きである程度戦況を予想したり、敵の動きからヤバさ加減が推し量れる事も在る。長年そういう生活を続けていれば、数合切り結ぶだけである程度相手の力量を知る事だって出来る。
相手の鎧や装備を見れば、どの程度の敵といい感じで切り結んでるかを知る事だって出来る。
同じ様に、鍛治屋は鍛治屋のカンがあり、細工師には細工師のカンがあるのだろう。
これが、プロフェッショナルという奴か!


こんな恐ろしげな連中が蛇人間側にも居たりしたら、かなり俺らも苦戦する羽目になると思うわけだ。
良き職人が我々の傍らに居ることに、感謝しよう。