Tuesday, December 26, 2006

かなり持ったな…

夏に建てた(建てさせた)家が見事腐った。
元々期間限定で建てたものだし、重要任務であったMzhからの客人との荷物受け渡しも無事完了しているのでそれはそれで良い。(ぶっちゃけ、大したもの置いてなかったし)

しかしこう・・・なんだな!
根無し草を名乗っておきながら本当に根無し宿無しになると少し凹むな!

私にはNorthside Innと言う定宿があるからまだ救われているが…



良い機会だ。少しあちこちの町の宿でも見て回るか。

Sunday, December 24, 2006

この間、地引網に参加したのさ

色々と思う所があったが、この部分だけ。

砂漠に出かけて人の気配がしたのであの店に出向いた。
徳の気配に釣られて…と言ってもいい。かくして俺は俺と同じく徳を輝かせる人物に出会った。口の悪い連中はバッジをきらきらさせているだけだと言うのだろうが、少なくともそれを目指すのであれば、バッジをきらきらさせる事も必要ではあると思うんだ。それが見せかけに過ぎないとしても、無いよりはあった方がいい。

そして彼の朋友に目を向けた。
おお、名誉の騎士がおる。

が、しかし。
うむ・・・

そういうものを、求めている姿勢と言うか。
それをある部分では喧伝すると言うか・・・
その様な姿勢が外に見えてくると、色々と素晴らしいのかなとも思った。
彼らの装備は素晴らしい(実は最初無口だったのは、各人の装備状況と徳の状況を調べていた為)
身の外の装備と共に、身の内の装備、徳というものが備われば・・・
フェルッカのみだと難しいのかなぁ。

Monday, November 06, 2006

不便さを楽しむとか、制限とか

少し気になる話を聞いた。

世間には不便さを楽しむとか、色々と制限をつけて楽しむなんて方法があるらしい。
それで楽しむなり人生を謳歌できていればいいのだが。
真にそう思う。

多くの人々が、私のような純戦士と言う生き方を「制限された生き方」であると感じているらしい。
これについて反論したい。
例えば空飛ぶ鳥達が、空の飛び方を忘れてしまったのであれば…そこには底知れぬ悲しみと「制限された」と言う心が生み出す「辛さ」があるだろう。しかし我々人間は基本的に地面を歩く生き物である。
空が飛べない事を「悲しむべき、そして辛い事」だと考えるだろうか?

それと同じで、私は生まれてこの方「純戦士以外の生き方」をしていない。
それ以外の自分と言うのを知らないのだ。だから故に人々が「騎士道魔法使えないと辛いでしょう?」とか「魔法が無いと厳しくない?」等と言ってきても、あまりピンと来ない。
不便さが好きなわけじゃない。勿論私だって不便なのは嫌だ。
しかし私は今の私以上に「便利であった事」等無いわけで。
失ってもいないものを「無くて不便だ」とは思わないわけで。

私は不便さを楽しんでいるのではない。
極楽さとか、(諸君が既に知っている)快適さを知らないだけなのである。知れば私も今のこの状態を不便だと思うのであろうが、それが楽しみを見出さない気がするので、積極的にそれを追い求めたりはしない。

諸兄も気をつけるといい。
どこかで無理をして「できることをしない」と決めて掛かると、大変な苦労を強いられる。
不便さなどを楽しめる人間は少ない。便利さを知らないままで生きていく事は容易なのだが。

Monday, October 16, 2006

誇れるような称号

最近日記書くのサボってたんで、他人の日記に反応してみようと思う。


誇れるような称号が欲しい・・・いいこった。そういう称号が得られるといいね。
でもその前に考えて欲しい。称号は単独じゃーピカピカ輝かないぞ?
青い閃光でも深鍋でも何でもいい。俺なんかSword(或いはフマクトの剣:Sword of Humakt)を名乗ってるが、どうだろう? 格好良く誇らしげに私の称号は輝いているだろうか?
この称号は以前ある場所で私が若いときに取得した物である。この称号を得る為に割と困難なクエスト成し遂げて、それで俺は心身ともにSwordになった。別に話す事でもないが、この称号にふさわしくある為に俺は色々な断ち物をし、誓いを守り、Swordを名乗るのに必要だと思われることを日々励行している。自分じゃしっかり手入れをしているつもりなんだが…こればかりは他人からどう見えるかだしなぁ。研ぎたての剣身の様に、白く輝いていると嬉しいのだが。

称号だけならなんぼでもつける事ができると思うが、それが「己の誇りとなる物」である為には、相応の努力を支払わねばならない。今もしも称号が無い身であるなら・・・

まず、己が誇りとして抱き続けられる物を探す事だね。
そしてその誇りを汚さぬ様に努力を続ける事だ。
貴方がそうであれば、やがて誰となく貴方を貴方の称号で呼ぶ者が出てくるだろう。


なお、俺の称号は多くの場合「Sword」であるが、親しい仲間からは「師範」と呼ばれる事が多い。
私はそれを誇り、また「そうである為」に師範らしくあろうと思う。

Sunday, September 10, 2006

日々訓練

過日の蛇人間どもの襲来。
めっちゃくちゃ硬いタフな連中相手にすると、打撃を強化する術の無い俺はドえらい苦労をする羽目になることが判った。今更判っても仕方ないんだが、判ったら判ったで「馴れる」しかない。どうせ今から騎士の修行したり侍の真似事始めても仕方ないもんな。
そんな訳で、訓練だ。
訓練相手はヤマンドン。装甲も硬いし体力も多い。
最も小細工できてしまうし装甲貫徹も無効化されないので些かバーサーカーを相手にする訓練にはならない気もしなくはないが…できる範囲でコツコツとやるしかねーんだよとやさぐれつつ叩いている。
逆に言うと、このソーサリアでちょっと洒落にならない敵として知られるヤマンドン以上の強敵が敵方には居るって事か。蛇人間ども侮り難し。

実際、ヤマンドンやセラドとバーサーカー戦ったらどっちが強いんだろうかな…毒が効かない分バーサーカーが有利かな(体力も洒落にならんし…)

Tuesday, August 15, 2006

夏の夜の夢

「こんなもんでどうかね?」
「まぁ、短期間だしな…」

ここはスカラブレイの外れにあるShrine Izm支店。
オフィディアンとの戦いの戦利品で銀行が一杯一杯になっていたNorthside Innを定宿にする二人、荷物の整理をしつつ狭い狭い狭いと愚痴っている最中、どちらからともなく
「じゃ、その辺の若いのひっつかまえて家建てさせるか」
と言う話が出てきまして。
幸か不幸かブリタニアに短期入国する為のチケットもありましたので、それ握らせてArcVesselさん(この世界では鍛冶屋。以前ある世界ではサングラス普及委員会なるものを名乗り、世間にトリプルロック商会なる個人商店を経営。サングラスをばら撒いていたこともあるらしい)をソーサリアはIzmシャードに召喚、とりあえず一ヶ月程度は銀行の容量を気にすることもなく戦い続けられると言うもの。

「でもよ、ベッセル」
「なんじゃい?」
「夏の別荘代わりに使う家に俺等式のオーブンは要らないんじゃねーか?」
「気分よ気分。別荘には皆が囲む火が必要なんだよ!」
「あとよ、この椅子に据えつけてる謎の竪琴」
「格好いいべ?」
「俺、イム教なんでリュート(琵琶)の方が…」
「・・・オフィの方々と戦って称えられたら考えるわ」

Tuesday, August 08, 2006

プロの連中は侮れない

昨夜、徳が腐ってたので少し「通常の」トレーニングに励んでみた。
いつもと同じ様にエスコートをし、シャドウウィスプを追い回し、赤デーモンを更正させてからIceで魔法抵抗の訓練をしつつ日銭を稼ぐ。ここの所蛇人間どもの相手ばかりしていたので、正直かなり新鮮な気持ちになった。
まだ俺も修行中の身、戦場に心躍るのも仕方がない所であるが、訓練を怠るのは良いこっちゃ無いな。

その後、最期のエスコートをこなそうとしていたら、見知った顔に会った。
「そろそろ辛いんじゃないかなと思って…」
と言っていた。彼は知り合いの鍛治屋の弟君であった。


これが、本職のカンという物か。


例えば俺ら戦士連中なら、人の動きである程度戦況を予想したり、敵の動きからヤバさ加減が推し量れる事も在る。長年そういう生活を続けていれば、数合切り結ぶだけである程度相手の力量を知る事だって出来る。
相手の鎧や装備を見れば、どの程度の敵といい感じで切り結んでるかを知る事だって出来る。
同じ様に、鍛治屋は鍛治屋のカンがあり、細工師には細工師のカンがあるのだろう。
これが、プロフェッショナルという奴か!


こんな恐ろしげな連中が蛇人間側にも居たりしたら、かなり俺らも苦戦する羽目になると思うわけだ。
良き職人が我々の傍らに居ることに、感謝しよう。

Monday, July 31, 2006

北風の囁き

耳元にささやく者あり。これもまた夢なりや? (緑の野槌@深淵)

さて、北風が誰かのささやきを伝えに来たようだ。その囁きに応えよう。
確かに言われてやる/言われずにやるという部分の問題はあるにせよ、組織に属する者ならまず、長が指示を出してもいいのでは在るまいか。
もしも彼が自立的に己の職分を果たそうと考えるのであれば…彼は一歩、部下を従えるに適した素養を見出したと喜べば良い。
或いは彼が自立的に行動できないのであれば、己の指導をも省みて「彼らがいつか、自立的に動いてくれる様」訓示を垂れるもまた長の役目かと。
人はいつの間にか育つ訳ではない。急がず焦らず彼らの歩みを暖かく、厳しく見守ることも必要かとは思う。
貴方が必死で戦っていた事は私も知っている。いずれその背中が多くの人々の心を変えていく日も来るだろう。今日そうでないとしても、明日は判らん。1年後、2年後を楽しみにしていると良かろう。

是非とも、心を伝えて欲しい。
何時までも朽ちず鈍らず輝く物は、胸の奥底にだけ存在する。
その得難き輝きを皆が手にするまで…1年2年で済むなら儲けものだよ。


で、俺の方だが…適当にちょこまか敵と戦いつつ、戦場を渡り歩いている。トラメルもフェルッカもどっちにも顔を出している(どっちも俺らの場所だからな!)。
昨日はどこぞでSaber殿を見かけた気もするが、蛇どもの剣を避けたり連中探したりで会話を交わす暇も無かった。皆、自分の戦いを戦い抜いているのだなぁと痛感した。
そう、悠長にやってる場合じゃないんだ。
比較的頑丈な(並みのAFの8割ぐらいの頑丈さを誇る)俺の爬虫類殺しが2回ほど折れ掛けるほどの敵と戦ってしまった。こういう時に兵站が整って居ない事を悔やんでしまう。まだ鎧は(相手が比較的へなちょこなので)危機的状況に陥っていないが、武器類はいずれ新調も含めて考えねばならないだろう。まだ俺の方はいい爬虫類殺しがあるので難を逃れているが、Askの二代目は武器関係で相当苦労しているらしい。今Mzhに戻っているAskのPireminがMzhでいいもん拾ってAskに持ち込んでくれる事を遠く離れたIzmの地から祈っている。

現在の戦況を見る限り…Mzhでは恐らくVuellyが弓で蛇どもを「狩り殺して」居るのだと思う。恐らく逃げ切れずに数回は転がされているのではないか。Gundaも勢いに任せて突っ込んで酷い目に会っていそうだ。彼女らの息災を祈らずには居られない。

さて、俺の方も「仕事」に取り掛かるとしよう。

Saturday, July 29, 2006

オフィディアン来襲

蛇人間がソーサリアを襲っているらしい。
以前にデスパイスからブリテインまで観光客が押し寄せたと言う椿事があったが、今回の進攻もきっとオフィディアンの頭領が「夏だし涼しい所行くべ」と決断したに相違無い。

でも連中、あんまり涼しい所だと動けなくなるんじゃなかったか?

最も侵攻しているのはフェルッカのベスパー近辺と言うと事で、別になんかしないとどーなるってモンではない気もするのだが…確か知り合いの酒場があの近辺にあったなと。彼が難儀してはいけないので戦士らしくチャカチャカっと…

と、そんな気持ちでフェルッカのベスパーに出かけて行った。
まず、蛇人間タフすぎ。
最も組しやすいウォリアー種のジェネラルが居たので喧嘩売ってみたが、なんとSpMを結構な頻度で打ち込んで倒し切るのに半時間かかってる。
半時間!
俺の場合過去に骨悪魔を倒した時とか(あの時は邪魔モンが結構居てえらい時間が掛かった)ドラゴンパラゴンを相手にした時ぐらいしかそんなに時間をかけた戦闘をした事が無い。そもそも半時間クラスの戦闘をしなければいけない時って、相手の破壊力が余りにでかくて包帯巻く時間が余りに長すぎた場合に発生する物なのだが…今回はほぼ全弾命中の上にほぼ全ての時間スタミナがフルの状態で剣を振るって半時間である。体力が多すぎるってのも困りモンだな。

んでまたこれ以上にダルいのが殺人者(PK)の存在。
ガードが夏休み取っちまったんでちょろちょろと街中に赤いのが出てくるのは良いんだが、蛇も殺さんと人間に魔法を打って来る始末。これでまだライン組んで、赤でも青でも蛇でも見必殺でやってるなら格好良いんだけど…
1.走りよって来る
2.そこで始めて呪文詠唱(呆れつつ距離を取る)
3.追撃なし(2-3発弱い呪文当るだけで振り切れる)

相手がヌルい分には良いんだけれどもよ。折角ベスパーの小島で戦ってるんだし、まずは橋を壁で塞ぐとかさ、一発目にカースかモータル入れるとかしないと…その…殺せないんじゃないですか? せめてこっちの様子見て「弱ってる所に魔法ぶち込む」感じじゃないと…
邪魔して遊んでるだけなら別に良いんだが、こっちからすると単純にウザい存在になっている。古代竜の相手してる時に擦り寄ってくるワイバーン程度のウザさだ…
あと、なんか始めてMPKしてみました! と言う感じの人がいた。一匹だけ引っ張ってきて俺の近くで呪文詠唱して消える。
…まぁ、いいけどな。オフィは足が遅い(そもそも足ねーし)しウォリアー系を引っ張っても俺死なんぞ…(先のジェネラルと戦っている時ですら、体力が2/3を切ることは無かった訳で…) 頑張ってバーサーカーだかなんだかのゴッツイの引っ張ってきてください(逃げるけどもよ)。


ま、これが枯れ木の世界の風物か。とりあえず幾つか旧名武器拾って帰ってきた。

Sunday, July 23, 2006

戦士の日常

戦士として生活していると、どーも人付き合いより化け物付き合いが多くなっていかん。

ここの所少し強化月間としてアイスダンジョンの氷悪魔や氷精霊を相手にし、苦手な魔法の克服を狙っていた…のだが。
確かに魔法耐性は上がる。
しかし…戦闘用のリソースの消費が滅茶苦茶激しい。
一回アイスダンジョンに赴くと、俺は大体包帯を200枚前後使う。これ一週間毎日やってたらあっと言う間に包帯が底をついてしまう。包帯戦士である俺にとって包帯の備蓄は正に生命線であり、修行中に出会った悪夢が蘇る前に、包帯を貯めねばならない。

色々と徳の道を探求していた時には結構羊の毛があったので、その辺の糸績や機織機で布ボルト作れたんだけど、今はそんなに蓄えが無い。
となれば、ここだろう。

と言う事で、トリンシックゲートまで来て見た。熟達の冒険者なら俺の狙っている事が判るだろう。そう、アレから包帯分捕ろうと、そう言う事だ!


トログロダイト…エルフの里の発見とほぼ同時にソーサリアに出現した化け物である。こいつら生意気に包帯を使って傷を回復すると言う知恵をつけており、ダラダラ戦っていると全然勝負がつかなくなる結構厄介な生き物だ。山盛り沢山出て来るので戦士としてはソウルシーカーを使うのが定番の狩場だが、そんなこたー俺には関係ない。相手が何であろうが剣で殺す。
特攻も無いロンソ(速度+20でファイアボール射出機能付き)ではあるが、こいつら相手にするには十分な得物と言って良いだろう。

二回戦ほどして凡そ1200枚の包帯をガメる事が出来た。ありがとう! トログロダイト!
これで少しは気合い入れて戦っても大丈夫だろう。うむよし、うーむ、うむ! うむ!!

Sunday, July 09, 2006

謎を追って…

街中の噂話で…どこかに隠された美術館があると言う。
なんでもコブトス最深部でキーワードを唱えるとそこに行けるとか行けないとか。
あっちこっち歩き回り、アイス特攻タリスマン付けたままLichに囲まれて灰色の世界を覗いたり(タリスマンの特攻付きはアンデッドに対して反特攻)
それでも何とか辿り着きました!

美術品に刀剣類はなかとですか!

Thursday, July 06, 2006

鍛治屋が居ない訳じゃない

昨日、余りの防具の痛みに閉口して鍛治屋探しの旅に出ようとした所、ブリ銀前で知り合いに出会った。
そこで愚痴愚痴と「防具の痛みが酷くてなぁ」話をしていたら、唐突に「もし宜しければ…」と鍛治屋さんが名乗りを挙げてくれた。

実際、ブリタニアに鍛治屋さんは沢山居るのだろう。
知り合いの中にも鍛治屋が同居人という人間は多いし、鍛治屋のバルクは多数売りに出ている。
多いんだが…余り外に出ていないのだ。
戦士連中や魔法使いは良く酒場に出入りしているので俺も探しやすいのだけれども、鍛治屋がどこに集まってどんな事をしているのか、俺は余り知らない。(いや、恐らく家でトンカチ握っているのだろう)

ご自宅に招待され、私の防具は見事復活した。
やはり本職に頼むと違うな。一時期仕方が無いので自分で見よう見まねで修理してみようかと思った事もあるんだが…まだニュービーだった頃にそれやって、ロンソ一本ダメにしたのを思い出した。なんぼ「下手糞ですよ」とか言われても、本職はやはり本職なのだ。

で、武具の修理が終わった後、(マラスだったので)ルナまで走って帰ってみた。
実際これは結構閉口しているのだけれども…意外と皆、自宅の座標とか頓着して無いのな。以前フェルッカで人殺しにご近所であるはずのアンクの場所尋ねたら、周辺地理をまるでご存じないので腰を抜かしそうになった事がある。人殺しは人殺し以外に興味がないらしい…今回の鍛治屋さんも自分の店がどこにあるか余りご存じなかったようだ。
実際走って帰って確認したが、あの場所はルナ北東の山脈を雪原通って抜けた先、俺がグリムズウィンドに向かう途中で良く見かけた宇宙に浮かぶ島の近くにあったようだ。もう少し南東の方に進むとグリムズウィンドだ。
年がら年中走っているので、俺も相当ソーサリアの地理には詳しくなっている。


多くの旅人がソーサリアを走り回り、国土の美しさ、不思議さ、素晴らしさを感じ取ってくれると良いのだが。

訓練

最近同じ宿屋で寝起きする変なエルフのオッサンが面白い。
毎日朝、計ったように同じ時間に起きてきて、軽く腕を回しながら自分にパラライズの呪文をかける。
数回パラライズの呪文詠唱運動を繰り返してから、今度は素早く小さく腕を回してマナドレイン。
数セット運動を繰り返した後に、銀行の方へ歩いて行く。

あれが魔法使いの訓練らしい。変わった物を見た。

翻って、俺。
先週気を入れて稼いだ結果、割と懐は暖かい。暖かいので軽ーく毎日ヨモツ戦士を相手にしてひょうたんを奪い取り、そのひょうたんを土産に愛馬のLongに会いに行く。その後軽く馬でその辺駆け回って宿に帰る…
なーんか、ぶっ弛んでね?

これではいかんと一念発起して盾の技術を磨く事にした。大達人クラス(GM)まで訓練してそのままなんだよな。
余り「遊んで」無いんで武勇の徳も少しかげりが見えてきたし…トクノでトカゲでも相手にするかと。

俺の盾は特製で、AFやMAF等と呼ばれているものより耐久度が高い、非常に頑丈な盾である。頑丈だから大丈夫だろうと適当に包帯だけ抱えて行って見たんだが…
真面目な話、本当にボロボロになった。今もう端っこの方からボロボロ崩れてきている状態。
流石にどれだけ丈夫な盾でも、鎧でも…ウッシャー君数十を相手にしてたら流石にダメだ。壊れる。
最初はいい気で敵を裁いてたんだけど、段々俺の顔色が悪くなっていったのが自覚できるほど不味かった。
最大の問題は武具の修理を頼める鍛治屋と最近顔を合わせないことか。何時までも宿の中でグダグダ寝てるんだから会う訳は無いんだが…こりゃーそろそろ本格的にやらないと不味いな。

まぁ、盾の扱いは剣と同じElderクラスに到達したが…色々と失った気分になるなぁ。

Wednesday, June 28, 2006

食い尽し大作戦

フェルッカのヴェスパー北東に、良き人住まう店があると言う。

そんな話を小耳に挟み、昨日は辺境の酒場を訪ねてみた。俺はちょっと金稼ぎで忙しかったのでハゲエルフを使いにやり、ルーン焼かせて置いたのだが…なんかハゲがうっさい。
判った判った、今度はお前さんが酒場行けば良いだろう。

その店ではなんぞ色々なメニューが用意されており、俺は(牛乳が無いので)水と魚のステーキを頼んだのだが…
大失敗だった。
魚のステーキを10枚ほど出されたのだが、事前にメシ代を稼ぐべくファンダンサー相手に切った張ったした時に暴れ足りなかったらしく、腹が全然空いていないのだ。
こりゃ参った。
飯を出す店と言う事は、メシに自信があるのだろう。
それなのに食い残すと言うのは良くない。死んだバーさんも出されたものは美味しく食い尽くすのが礼儀だと言っていた。残り9枚のフィッシュステーキ、これを食い尽くすミッションの開始である。

普段酒場では鎧を脱いで寛ぐ俺だが、今回は敢えて喉部分の鎧を半分首にかけ、それを弄ぶようにして会話に参加していた。この鎧は特別で、首に取り付けるとじんわりと傷を負った様な痛みが生じる。暫くつけていると痛みは引くのだが、痛みが引いたらフックを外し、そしてまた鎧のフックを掛ける。
出来かけたかさぶたを剥がすが如き所業だが、これをやると腹が減るのだ。恐らく鎧に掛けられたエンチャント呪文の悪影響だろう。
実に数十分間。付けたり外したり、外したり付けたり。
首の横がかゆくなるまで付け外しを繰り返して腹を空かせ、そして食い尽くしたりフィッシュステーキ10枚!

どうも飯屋の店主だけは俺の奇妙な行動に気が付いていたらしいが、食い尽くしたぜ! と言った瞬間に了解してくれた模様。

Sunday, June 25, 2006

良く冷えた牛乳を捜し求めて

前日、マティアス国の慰霊祭に参加し、その後アイスダンジョンでひと稼ぎしていて思った事がある。
ダンジョン侵入当初は新調したローブが心地良いほど寒いのだが、ダンジョンを抜け出る時には身も心も懐もかなり温かい。宿に帰って着替えをし、その後ゆっくり飲み食いするこの素晴らしさはどうだ!

しかし、もう一ひねりぐらいあっても良いんじゃねーか?
こー…なんと言うか…きりっと冷えた飲み物とかさ。
思い立ったが吉日と言う奴だ。
朝飯の時に買った牛乳(メシ食いながら半分呑んだ)を抱えて苦手な魔法の抵抗を練習しにアイスダンジョンに赴く。
最深部の地底湖の周辺は程好く寒く、ミルクをキンキンに冷やすのには最適な場所だ。
アイスエレメンタルが俺に向けて放った炎呪文がミルクを温めない様、細心の注意を払って敵と切り結ぶ。蛇がミルクをなぎ倒さないように敵の注意を集め、そして屠って行く。
地底湖の周りをぐるぐる回りながら倒して倒して倒しまくり、レジストマジックの技術がアデプトクラスに突入した頃…ホワイトウィルムの巣の辺りから妙なプレッシャーを感じた。
なんかゾロゾロやって来たなと思ったら、モホークの所の一団だった。そういえば商人のハービィ氏を人間にする為になんか色々やってるって話だったな。
間違えても俺の冷やしている牛乳を飲み干さぬ様注意を促し、訓練を続行する。
そこそこ懐も暖まったのでパンパンなバッグに牛乳を押し込み、ダンジョンを出る事にする。奥の方ではモホーク達が目的を達したようだ。俺は俺で帰りの分のリコールスクロールを青閣下に恵んでもらおうと思っていたのだが、どうも最近の青閣下はその辺が渋くて中々お目当ての物を出してくれない。
まぁ、良いんだけどな。

モホークの同道者にゲートを出してもらい、折れ矢の前に出た。何でもモホーク達はそのままクエストの次の目標であるイフリート倒しに行った模様。追従するかとファイアに突入した所、ファイアスティードが居たのでついでに屠る。これでアイスダンジョンで入手したものを含めてルビーが38個。なんぞモホーク達が目的を達した様だという報を受け、この38個は彼らにご祝儀として手渡す事にする。
まぁ、気にするな。こっちはアイスでよく冷えたミルクと宝石除いて30Kを突破する稼ぎを叩き出している。おすそ分けおすそ分け。

いそいそと宿屋(Northside Inn)に戻り、鎧の修理もほったらかしで(なんと耐久が半分になっていた!)汗に濡れたシャツを着替え、椅子に座って牛乳を飲む!
ーぅ!
これだ!
この一杯の美味さを味わう為にやったんだよ!
実に満ち足りた一日であった。

Thursday, June 22, 2006

在りし日の、そして来る日の王

昨日、知古が宿屋を訪れてきてくれて、暫く歓談した時の話。

マティアス国の話が出た。中々お目にかかれない「親国から再吸収指示を受けた国」、いずれ諸侯が民間に戻る国。
「終わらせてしまうのか?」
と聞いた。本当にそれでおしまいなのかと。


アヴァロンという地におわします、アーサーという王がいる。
彼のとりあえずの寝床(墓)には、この様な碑文があるということだ。
「在りし日の、そして来る日の王」
そこはかとない予感に過ぎないが、いずれまた国が興るだろう。
同じ魂や同じ心意気を持った「誰か」が国を興すと思う。名前はまた違っているのかもしれないが、やはり似た国になるのではないか…それが時代の要請で生まれた国ならば、やがてまた時代の要請で復活する事もあるだろう。
だから、こう申し述べたい…「在りし日の、そして来る日の公国。マティアス」と。

Wednesday, June 21, 2006

トレハン護衛と、ゴタゴタ

今日は仕事を斡旋されて、トレハンの護衛に出かけた。流石に歴戦の冒険者が数人集まると古代竜や黒閣下を相手にしても何ら問題は無い。
こういう場で彼らの動きを見ておくと、今後の仕事の依頼を実行する際も色々と好都合だろうと思っている。何より仕事を実施する上で一番重要なのは、各人の力量を見極める事だ。


その後、折れ矢の上に戻って寝ようとしたところ、呼び止められた。

(音声を変えてお送りしております)

敢えて名前は秘するが、過日某国重鎮の方に武器の修理を依頼したのをある人物に咎められた訳だ。
何度も繰り返すが、俺は仕事をしない伝説鍛冶屋よりも、仕事をこなす熟練の鍛冶屋を愛したい。重鎮の方が重鎮の仕事をしている時は流石に俺も自重するが、お忍びで(供も連れずに民間の、しかも冒険者と言う余りタチの良くない連中の居座る)宿屋に現れて愚痴っている人物に対しては、堂々対等な人間として遇するつもりではあるし、そうする事が礼儀であろうと思ってさえいる。
王宮には王宮の礼儀があり、酒場には酒場の、戦場には戦場の礼儀がある。
俺は…例えロードブリティッシュが折れ矢に現れたとしても、普通に冒険者の一人として遇し、必要であれば酒を振舞い、必要であれば彼の助力を請うだろう。彼がそこがその様な場所だと知った上で来るならば、俺はその様な場所でそうあるべき対応を行う。
勿論彼の財力が天に届くであろう事も知っているし、武力は容易に俺自身を貫くだろう事も知っている。それでも尚、俺は彼の仕事に感謝し、手間賃を支払うだろう。1パーツ1000ぐらいなら喜んで出す。必要なら10000だって構わない!
無頼であろうとも友愛の情は忘れないし、友として遇する際の最低限の礼儀は弁えるつもりだ。
仮に、ではあるが。
もしも彼が武器の修理を不本意だ思うのであれば、断ればいい。他の人がどうこう言おうと、俺は本人の意思を重視する。
今ちょっと手を離せないとか、何かの理由があれば私も弁えるし、無理強いはしない。気が乗らぬとか言葉遣いが気に食わんといわれれば、献身の徳の顕現たる細工師や鍛冶屋が献身を忘れるとは! と嘆きつつ他を当るだろう。勿論宰相なのだから、下賤な冒険者の剣など叩けるかと言うのもありだろう。(相当ムカツクとは思うが)

しかし、彼は流石宰相の地位まで登りつめた男である。格安の(俺が呆れる位)修理代で修理を申し出てくれたし、俺の武器防具が耐久をほんのちょっぴり失った事を非常に悔いてくれた(こっちは別に気にしないし、むしろ俺が馴れぬ手つきで修理なんぞしたら耐久がガックン減ってしまうわけだ…純粋に「やはり鍛冶技術を持つものに頼んでよかった!」と思った。偽らざる本心である)
宰相としての力量は知らない。しかし彼の鍛冶の力量とその心は知った。真に自分の命とも言える武器防具を預けるに足る人物だと看破した! 恐らく余人には判らないだろうが、俺が本当に大切にしている自分の武器防具を預けると言う事は、その場で彼に武器を溶かされ、鎧を鋳潰されても一切の文句を言わぬと証左であり、俺が知る限り最大級の親愛の情を示す行動である。(普通だったらDeed作ってくれと頼むだろ)また、彼の鍛冶屋魂から類推するに、宰相としても実に献身的に働き、民草の事を思いやったであろう事も(推測だが)類推できる。

そりゃ、それなりの身分や肩書きを持つものがやるべき仕事や、行うべき言動もあるだろう。
それと同時に、それなりの身分や肩書きを持つ者が現れるべき場所と言うものもある。それを無視してどこででも「私はXXだ」と威張り腐る人間だったら、私は二度と仕事を依頼しないだろうし、話もしない。
そんなふざけた魂の持ち主には、俺の武器防具を預ける訳には行かない。
もしも宰相が宰相として現れる場として「折れ矢」があるのであれば、それは俺に似合わぬ場所と言う事になる。国の宰相が現れるのが当然の場所に、居も定めぬ放浪者であり、血縁すら断ち切った「背負わぬもの」が出入りしていいわけは無いだろう! 俺だって分際を知ると言う言葉ぐらいは知っている!
そこでは宰相は宰相として振舞うべきだと言うのであれば、まず俺ではなく彼に「その様なことを行うべきではありません」と具申し、彼を止めるべきではないのか? それすら恐れ多いと言うのか!
そもそも「こんな場所は貴方様のお越しになるべき場所ではありません」ぐらい言うべきだとさえ思う。


人々の思い方は自由だ。俺の言動に納得しないなら納得しないでも構わない。貴方が俺の言葉に納得しない権利を保有するように、この俺もまた他人の言葉に納得しない権利がある事をご了承頂きたい。自分だけが特権的に他人の意見を却下できるなどとは思わない事だ。
同様にして俺も彼らの言動に納得はしていないし、今後も「冒険者の宿」に現れる者に対してはこの俺と同じく一介の冒険者として対応する所存である。戦場で共に会い見えれば共闘も辞さないし場合によっては指示も出す。犯罪者だろうと何かの過ちを犯したものであろうと…冒険者として共に呑み、食い、仕事をこなす人間はこの俺にとって全て等価である。
一応、仕事斡旋してもらっている手前もあるので…今後あの気の良い、高い鍛冶の技術を持つ鍛冶屋に仕事を頼めないのは非常に残念なのだが…その部分は今後気をつけるようにしよう。これは純粋に仕事を取り巻くパワーバランスから行うことであり、俺は一切自分の言に問題があるとは思っていない。ある意味では仕事の斡旋者からの圧力に負けて私は渋々従うのだ!


実に良い腕だったし、何よりもその魂が鍛冶屋として素晴らしかった!
その技を二度と頼めないのは非常に残念な事なのだが!

できる事ならば、彼とは酒場ではなく一介の鍛冶屋と一介の冒険者として、コークスの匂い滾る鍜治場でお会いしたかった。なまじ肩書きを背負った為に、私とは遠い世界の存在になってしまったことが悔やまれる。

Tuesday, June 20, 2006

アイスダンジョンにて

昨日はいつにも増して空気が重く、体にまとわり付くような不快感があった。
宿屋で鎧を身に付けつつ、今日はどこで何をするかを考える…強大な敵と戦うには少し空気の感触が悪い…そこそこのクラスの敵でも相手にして金稼ぐか。
Longを厩舎から引き取り、アイスダンジョンへと向かう。アイスダンジョン最深部であれば空気も多少は違うかもしれない。敵の数も少ないし、久々に人馬一体で敵と切り結ぶのも良いだろう。

ところがアイスダンジョンの中の空気は外の空気にも増して重く淀んでいた。Longが不満げな嘶きを放つ。
突っ切れば良い。Longの足と俺の魔術抵抗技術があれば最深部まで一足だ。
いつものルートをいつもと同じ速度で突っ切る。氷の精霊に魔法を射掛けられるが無視して突っ走る。
最深部の入り口が見えてきた…その瞬間、Longと俺の心臓が一瞬停止したかの如きプレッシャーを感じる。
アイスフィーンドの周りには、常ならぬ量の精霊達が屯していた。アイスが2体、スノーが2体。
突っ切るべくLongの横腹を蹴るも、Longは動かない。
俺の指すら動かない。
意識だけが、全ての様子を眺めていた。


不覚にも落馬させられ、Longは果敢にアイスデーモンへと飛び掛っていった。さすが俺の馬である。
そして転がされた。やはり俺の馬である。

ひとまずダンジョン最深部に移動し、徳の力で自己蘇生。幸いにも所持品は失われていない。Longの魂を傍らに呼び寄せると、俺は各種のポーションを一気に飲み干し、2種類の花びらを噛み砕いて剣に誓う。

「連中に間違いの無い死を。果敢なLongの魂に奴らの魂捧げん!」
My Sword severs your body and spirit.
Body must return to the earth, and Spirit must return to the sky.
And, YOU... must be Ruin!!

まずは最深部の氷デーモンを血祭りに上げ、次にその手前に巣食う精霊、悪魔、その他を階段を利用して分断しつつ殲滅する。どうも重い空気の原因はスノーエレメンタルだったらしく、彼らを滅したら幾分空気が軽くなった。
その後存分に敵を打ち倒し、保険金の支出を補った上で充分な収入を得、そしてブリテンまで出かけてLongの蘇生を行った。

魔法が嫌なんで、その後ヤマンドン退治にシフト。
貯蓄額は1000Kを突破した。



後に噂で聞いたのだが…
同時期にどこぞで大規模な軍事行動があった為に空気が重かったらしい。

Sunday, June 18, 2006

ちょっと前の話

日記を付ける事に決めた前の話なんだが、印象深かったので記録を残しておこう。

折れ矢冒険者ギルドの営業時間外
戦いを終えて宿屋に帰ってきた所、なんぞ俺の事を知った謎の人物に声を掛けられた…片付けしてたマスターに紹介されたんだっけかな? まぁ、その辺はどうでもいい。
待たせてしまったのでその場で鎧を脱ぎ、靴をサンダルに履き替えながら話をした。考えてみれば飲食するテーブルで敵の血に汚れた武器防具脱ぎ始めるんだから営業妨害も良い所だよな。営業時間外で無ければ他の客に文句を言われそうだ。

んで、なんかな。
その「待ってた人物」がしきりに俺を持ち上げようとしているのが鼻についた。俺の肉体と根性を褒めようとしているのがどうも今ひとつ納得できん。
俺の傷だらけの体を見て、歴戦の戦士だという。
単純に剣の腕がなってないから引っかかれ、貫かれ、血を流す羽目になってるんだが。
俺が生きて宿屋に戻れるのは、先代やその他の「仲間」がダンジョンやモンスターの巣から分捕ってきた発掘素材と、それを幾千幾万のガラクタに変えながらたまーに強化成功するフラーレン姐さんの腕が作り出した奇跡の逸品(生存確率から言ったら奇跡でも生ぬるいか?)があるからだ。
俺は多くの人々の思いの篭った武器防具を身にまとって行き続け、戦い続けている。
鎧が無ければ無いで何とかするが、何とかできる幅は限られてくる。
また、俺の装備一式は俺の戦い方に会わせてチョイスされているから、俺の鎧を着たから俺と同じ戦果を期待できるって訳でもない。

時に、アーティファクトやマイナーAFと呼ばれる装備を揶揄する人を見かける。
装備で戦っているのではなく、装備が戦っていると。
そういう人間が居ない訳でもないが、本当にしっかりした連中はきっちりAFやMAFを使いこなしている。あれ装備したからダメになるとか、腐ってるとかってのはおかしか無いか?

先代から聞いた言葉がある。

This is my sword.
There many like it, but this one is mine.
My sword is my best friend.
It is my life.


祈りの言葉だと言う。
これぞ我が剣。
世に剣数あれど、我が物は一つ。
これぞ我が最良の友
我が命なり
ここまで入れ込み、信頼を寄せる事が出来るのであれば、どんなもんでも構わん。存分に使い、存分に血を吸うといい。
そして…俺が使い、俺が血を撒き散らすのはこれらの武具のみ。皆には見えないのだろうが、これらには皆が思っているよりも強い力と俺の信頼が詰まっている。見てくれだけなら古代の武具類に劣るかもしれないが、これらには何物にも変えがたい「この世で暮らす人々の思い」がある。
全部背負い込んで戦ってるんだ。そして俺はそれら全てを統べて戦う。

先の祈りは以下の様に続くと言う。
I must master it as I must master my life.
(我、剣を制すなり 我が命を制すごとく)

Without me, my sword is useless.
(我なくして剣は役立たず)

Without my sword, I am useless.
(剣なくして我は役立たず)

I must swing my sword true.
(我、的確に剣を振るうなり)

I must pierce struggler than my enemy who is trying kill me.
(我を殺さんとする敵よりも勇猛に貫くなり)
I must slash him before he kills me, I will.
(殺される前に必ず切り裂くなり)


俺の腕を誉めそやしても俺は余り嬉しくない。
俺と、武器防具と、そして馬のLong。この内一つでも欠けてしまえば、俺は俺でなくなる。
俺だけが強いわけでも、武器防具が良いだけでもない。
全部あわせた「俺」が強いんだ。


多くの戦士に、良き鉄の剣と盾、鋼の意思、それらを鍛える燃え立つ心が訪れんことを!

酸の王子様、謁見

折れ矢に到着して暫く取りとめもない話をしていると、板金鎧に身をつつんだ斧を持ったゴーレムの如き男がやって来た。一緒に酸のダンジョンに潜る仲間を捜しに来たらしい。

酸のダンジョン!
酸っぱい匂いの充満した、毒々しい地だ。先代から聞いた話ではどの様な鎧も役立たない沸騰した酸の川が流れ、奥には「ピザデブ」の異名を取る悪魔の王子が居ると言う。
ここの所ヌル目の仕事しかこなしていなかった俺としては望むところではある。早速装備を整えてついて行く事にした。
既に「鍵」は取得しているという話ではあったが、王子様との謁見には随分待たされる事になった。何でも謁見は最大で2時間程度、最短でも30分程度の時間が掛かると言う。先行した別のグループは俗に言う「特化装備」であったので、かなり短い時間で謁見を終わらせていた。
先行したグループの謁見終了までこちらは適当に時間を潰していたのだが…その間に二度も気を失う事になった。煮え立つ酸の川の破壊力は抜群で、その破壊力は踏みつけたネズミが川の水に浸かったブーツの匂いで即死すると言うレベル。
…ブーツ買い換えないとなぁ。

さて、謁見と相成った訳だが…
先に「ゴーレムみたいな斧戦士」等と書いているのを見ても判る通り、折れ矢ニュービーである俺は誰がどの程度の戦力を有しているか皆目見当がついていない。おかげで随分苦労した…
結局このデブと会い見えるには、戦士でしっかりとラインを組まねばならないのだが、誰がダメージディーラーなのかが判らないとラインが組めないのだ。おかげで最初は散々転がされ、愛馬Longも灰色世界に旅立つ羽目になってしまった。途中からダメージディーラーの見当がついてラインを構築する事が出来るようになった。こうでないとな!
俺は散発的にイグノアを叩き込みながら(と言っても、2発に1発はイグノアだが)必死に仲間の傷に包帯を巻いて回ることにした。それでも間に合わず何度か仲間諸共灰色世界に足を踏み入れる事になったが…何とか王子様に撤退頂く事ができた。転がること実に10回!
色々と戦利品が手に入ったようだが、俺は分け前を放棄し、一緒に戦ったワンコへトカゲの串刺し(王子様の所有物として名の知られたもの)を与えるよう提案した。なんと言うか、素材とやらではロンソ磨きにもならんしな。

激戦を物語るかの様に、2本持ち込んだロングソードはボロボロになっていた。
折れ矢に戻って戦利品分配を横目で見ながら、新しいブーツをその辺に居る人間に発注し、ロングソードの痛み具合を確認していた…その時、マスターとカウンターに座った緑色の服着たオッサンとの会話が耳に入った。
「(前段は聞いていない)しがない鍛冶屋云々(勿論後段も聞いていない)」
ありていに言えば、その人物が鍛冶屋であると言う部分しか聞いていない。我ながら鋭い耳を持ってゐる。速攻でその人物の背後に忍び寄り、武器の修理を依頼する。
なんぞ偉い人物であると言う事だが、知った事ではない。仕事もせんと偉ぶる人間より、仕事をしっかりこなす人間が偉いのだ。己の職分を果たそうとする人間は尊い。生まれや種族、年齢その他は一切関係ない…己の持つ技術をしっかり使い込む人間だけが、良く砥がれた剣先のように輝きを発する。
だから、なんか王国の重鎮だとかそういう話は聞かなかったことにする。
そういう事を無しにして、実際武器防具の修理の腕は確かだった。その確かな技術にしっかりとした報酬を支払いたかったのだが…

なんで鍛冶屋連中は自分の仕事に自信が持てないかな?
一個100GPとか、そのしっかりした修理作業がエティン一匹から奪うことのできる金貨より安いってのが気に食わん。
どうも代価を受け取らないので、その辺で拾った「比較的透明で、硬い謎の石」をオマケで差し上げることにした。
て言うかよ。
俺のナイス切れ味の発掘ロンソは100GPでさくっと治っちまう程度の安物なのかと。
1000GPは出してもいいと思うんだが。

少なくとも俺にとって、愛用するロンソ類はそれだけの価値を持つ。剣一本あれば家の一件分ぐらい金稼いで見せるんだがなぁ。



なお、酸の川に突っ込んで嫌な匂いを放っていた俺のブーツ。
銀行のゴミ箱突っ込んだら「これこれ、これが欲しかったんだ!」とか言われてしまった。
さすがゴミ箱、尋常ではない味覚だ。

とりあえず、とりあえず

ここだけプレイヤー視点ね。後々文章追加するかもしれんので右側にLinkでも入れておくか。


2007年1月3日追記
なんか誤解されている気がするので注記。三代目はIzm離れる予定ねーぞ。
とりあえず今Mzhに戻ってきている二代目がAskに戻れば、Vesselシリーズの配置は以下の様になる。
Ask:Vessel二代目(元々Ask生まれのAsk育ちなんだぜ?)
Mzh:Vessel四代目。毎回二代目をMzhに里帰りさせるぐらいならMzhにキャラ置いとく方がお得作戦遂行中
Izm:Vessel三代目。某氏に指摘されたので意地でも移転させねー(笑)

状況如何では二代目と四代目をスワップさせる可能性はあるが、大体こんな感じである。
現在、Vesselシリーズは全て四徳Knightなっている。これは徳目を重視するべという部分、ソーサリアの中に居るフマクト信者の代表(?)として、世間様に恥ずかしくない状態で居続けるべしと言う決意の現れである。逆に言うとこの足かせがひじょーーーーに重く、これ以上Vesselシリーズを量産できないのだ。(エスコートだけで一日のプレイ時間が消費されるのは流石になんとも…)
今年は何とか、Vessel以外の(プレイヤー的に楽な)キャラを他のシャードに置いておきたいなと考える次第。盾無し武士Lenoとかどっか送るかな…

派遣可能キャラ
Vuelly (ステハイ騎士弓)
Leno (育成中盾無し武士)
Nesca (武士盾騎士…派遣するなら騎士抜いてレジ入れるか…?)
Keen (セラエノ司書。一応剣スキル持ち魔法戦士)


2006年12月21日記述
なんか呼ばれてんだか呼ばれてないんだか判らないんだが…反応しにくいのでここに記載する。
昨日今日(12/20-21日)と私は忘年会出席で絶望的にUOできない。
12/22-24は某所でイベントに出ねばならず、特に24日は撤収作業もあるのでUOるのは絶望的かも知らん。
正直、最近仕事が滅茶苦茶忙しい為に定期的なログインが出来ず、UOネタサイト/Blogをぽっこんぽっこん作った事を少し反省している自分が居た。(毎月イベントやれとか…バカか上層部は!)
会社出るの夜10:30とかザラだし、そうなると家帰って飯食って風呂入っておしまいなんだよな。ぬぅ。
最近始めたムリムリツアーも、スキル上げてる時間無いけどなんとかUOネタでしかも新鮮味のあるものを用意したいと云う無茶な条件から導かれた物である。
年明け後なら少し余裕がある(1/8までお休み)、でも俺行っても正直戦力になるか…
もしも拠点防衛だけやりたいなら、ステハイ弓にヘビークロスボウ持たせて伏兵し、相手が通り過ぎるのを待ってからディスマウントし掛けてやればかく乱できる。SKの精度と火力集中を不能にさせてしまえばPKの戦線をかく乱できるのでお勧め。もちろんディスマウント弓なんぞ青矢5-6本と命中効果の付いたアクセx2 命中効果付きHXBだけ保険かけて素っ裸で構わない。対戦車ミサイル積んだハマーみたいな用兵すればいいんだ。最初から捨てキャラだと割り切れば、意外とメラーでも果敢な戦力になる。
敵が基本的にゲリラなら、根絶を狙うのは難しい。彼らは単純にじゃれあって戦闘するのが目的だろうから敵から見てすんごい寒い戦いを繰り返すといずれ引いていくと思う。意外と効果的なのが「殺す事を考えず、殺されないようにしてひたすら撹乱を狙う」戦法。こっちが倒そうと思うからSKの的になるわけで。MMORPGでは敵を「本当の意味で」殺す事はできないので、
そうではなくきっちりRP的な拠点防衛(つまり相手もRPer)したいのなら…名乗り上げて一騎打ちじゃね?


6/18記述
マティアス国のサイトから日々妄想-こんな事を考えてゐる-の方にLinkを張ってもろたわけなのだが、どうも周囲のサイトやBlogとマッチングしていない。
そりゃ確かにマッチングしない所にリンク張っちゃったのは私じゃないので別に気にする事はないけれど、流石に私も「んー どうしましょ(笑)」と思わんでもない。
Link集で一人だけ浮いた状態になるのはUO公式からのLinkだけで沢山であると。(ファンサイトリンクの戦技研宣伝部分が実にいい感じで周囲から浮きまくっている…)何もこげな所でまた浮きまくって失笑買っても仕方ないでしょうと。
と言う事で、Izmで活動しているVessel三代目視点での記述を作りましょうと。彼の日記を公開しましょうと。世間ではこういうのをRP風Blogとでも呼んでそうだが、敢えてRP風とか書かない様にしたい。
やるならとことんやりましょうと。コテコテ命であると(鉄鍋のジャンの神戸の女料理人風)
折れ矢での活動がメインになると思うので、更新は基本的に週二回です。
それ以上のネタはきちんと日々妄想でやりましょう。
何個Blog作れば気が済むんだ!<俺



どうでもいい話:6/19 2006 「思い出したり思いついたりした事」
Vesselの過去の記録を調べてみたら、1640年(RQ表記)と言うのがでてきた。
確かこの時代設定って1625年辺りがカリル・スターブロウの反乱終末時期なので、その後遺症が多少残ってるぐらいの軽い近未来が良かろうって話だったような気がする。
Tomeとにらめっこして確認してみたんだが、彼の生まれ故郷は(アップランド湿原まで出かけていて、さらにフマクト信者が多い。そして彼の生まれた村は赤の帝国の駐留地近くで野盗をしている)諸般の条件から考えて、クックフォードからルーンゲートに至る街道筋の外れにでもあるのだと思われる。氏族は多分リスメルダー…ダックに庇護されてるだって?(涙) ダックと仲良だったり、トロウルのゾラーク・ゾラーン司祭である「死の王」と共闘したことあったり…彼は恐らく他種族と触れ合うことには慣れていると見た。このリスメルダー氏族、なんかフマクト信者が多いって話だが…一般的にはフマクト信者って死神とか、そういう余り「面白くない、おっかない存在」と思われているらしいので、サーターの民の中でもかなり「変わった連中」であるとは思う。
彼の師匠は彼が幼い時に白髪だったと言う記述(An Old Taleと言う本で記載した)から、1640年代に45-50代。逆算すると1590年代生まれでスターブロウの乱などに参加できるいい年代である。と言うかスターブロウとほぼ同年代か。こりゃ戦乱で片腕失ったフマクティー説確定だな!
スターブロウの反乱とか英雄戦争がどういう推移になるかは判らないが、少なくとも風の連中が全面的に勝利すると言うのは考えにくい訳で…多分Vesselがこの世界に居た頃も小競り合いは頻繁に発生していると見た。
なお、時々こういう「背景設定した当人でありながら、彼の過去情報を色々考察する」のは、Rune Questの各種設定が余りに濃く、自分でも把握しきれない上にたまーに思いついたように「新たな設定」がグレッグによって上梓される事があるから。(しかもたまに過去設定と矛盾している)
この辺の記述もプレイヤーが「多分、こんな所だろう」と思ってメモしているだけで、実はこうだという決定打にはならない。
しかしリスメルダー氏族さんよ。
フマクティーが多いと腕っ節の強い連中が片っ端から「入信の際の縁切り」で流出したりはしませんか?
どうでもいいが、弱体化して滅びそうだよな…この氏族…

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こげな形でどーだ?