Wednesday, January 03, 2007

北風に吹かれて 第三夜

妙に体の節々が痛い。やはり木の板の上には寝るもんじゃないな。とりあえず宿を出て銀行前に向かうと、怪しいバーちゃんであるイヌが騒いでた。

掲示板に語りかけてるんだろうか?
桜の木に話しかけているんだろうか?
謎は尽きない。

開かれた本が云々と言っているが・・・ソーサリアで本と言ったらまず第一にムーングロウのライキュームだろう。口に出すのも恐ろしい言葉とか言ってるんで、なんぞ怪しげワードでもあるのかとライキュームを訪問する事にした。

ライキュームに謎の錬金術師。
いや、ライキュームで調べ物をしている錬金術師は天晴れなものだと思うが、本をそんな風に置いて近くに実験用のフラスコとか置くのはどーかと思う。
「敬天愛人尊書物」なアレが見たら、かなーり怒りそうな状況ではある。

そういえばエルフ村が見つかる直前にライキュームから派遣されたKenと言う男、例の人物によー怒られてたな。書写師のくせに原書を本棚から持ち出すとは何事かと。書写して写本を持って来いと。

剣ばかり振るっているように見える俺だが、実は結構本とか読むのは好きな方である。修行時代に簡単な読み書きを教わってからと言うもの、人の書いた言葉がこげに面白いもんかと随分書籍を読み漁った記憶がある。(修行時代の「科目」には、「雄弁」と言う必修科目と、それに付随する読み書き訓練があった)
しかし、だな。
ソーサリアの本は重いんだよ! (赤本なんか2Stoneだ!)
持って読み続けるのは結構辛い。剣を振るより楽っちゃー楽だが、同じ姿勢で読み続けるのは結構骨が折れる。
椅子に座って読めないのが難点だよなぁ。

とりあえずサーペント信仰なるものに関する著述をいろいろと読む事ができた。
あと、ノートの切れ端のようなものに「何故悟らない?」みたいな問いがあったので、さらっと回答しておいた。

心の傍らに吾がある状態を「悟」と云う。
心と自分自身(思い)を合わせて持つ。それが悟りだと聞いている。
色(肉体)
受(感受、共感)
想(表象)
行(意思)
識(認識)

これら5つの要素は全て移ろい変わり行くもので、永遠不滅なものではないとか。なれば共に在るべき5つの要素がバラバラになってしまうこともあるだろう。
移ろい換わり行くものを正しく認識し、自我として統合し続ける。

如是我聞。

まぁ、受け売りって事だ。

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