Wednesday, June 28, 2006

食い尽し大作戦

フェルッカのヴェスパー北東に、良き人住まう店があると言う。

そんな話を小耳に挟み、昨日は辺境の酒場を訪ねてみた。俺はちょっと金稼ぎで忙しかったのでハゲエルフを使いにやり、ルーン焼かせて置いたのだが…なんかハゲがうっさい。
判った判った、今度はお前さんが酒場行けば良いだろう。

その店ではなんぞ色々なメニューが用意されており、俺は(牛乳が無いので)水と魚のステーキを頼んだのだが…
大失敗だった。
魚のステーキを10枚ほど出されたのだが、事前にメシ代を稼ぐべくファンダンサー相手に切った張ったした時に暴れ足りなかったらしく、腹が全然空いていないのだ。
こりゃ参った。
飯を出す店と言う事は、メシに自信があるのだろう。
それなのに食い残すと言うのは良くない。死んだバーさんも出されたものは美味しく食い尽くすのが礼儀だと言っていた。残り9枚のフィッシュステーキ、これを食い尽くすミッションの開始である。

普段酒場では鎧を脱いで寛ぐ俺だが、今回は敢えて喉部分の鎧を半分首にかけ、それを弄ぶようにして会話に参加していた。この鎧は特別で、首に取り付けるとじんわりと傷を負った様な痛みが生じる。暫くつけていると痛みは引くのだが、痛みが引いたらフックを外し、そしてまた鎧のフックを掛ける。
出来かけたかさぶたを剥がすが如き所業だが、これをやると腹が減るのだ。恐らく鎧に掛けられたエンチャント呪文の悪影響だろう。
実に数十分間。付けたり外したり、外したり付けたり。
首の横がかゆくなるまで付け外しを繰り返して腹を空かせ、そして食い尽くしたりフィッシュステーキ10枚!

どうも飯屋の店主だけは俺の奇妙な行動に気が付いていたらしいが、食い尽くしたぜ! と言った瞬間に了解してくれた模様。

1 comment:

Wildcat said...

端的に言うと、この首鎧にはHP+5の魔力が封印されていて、着けたり外したりする事で体力の自然回復能力が発生する。
飽きるほど着け外しを繰り返せば腹が減る。鎧の魔力も使い方次第で大食いツールになると言う訳だ。